【特色その1】並行輸入品は安い

ネットショップで高級腕時計を探しているときによく見かける並行輸入品。同じモデルの国内正規品と比べると価格が安いです。並行輸入品は日本の販売代理店が取り扱っているものではありませんが、ちゃんとした本物です。ではなぜ安いのかというと、それは国内の販売代理店と時計メーカーとの間の契約が関係してきます。高級腕時計にはブランドイメージがあり、それを落とすような安売りはしたくありません。そこで販売代理店には「この価格で売ってください」と契約を交わすのです。 また、日本にはブランド信仰文化が根付いているので、海外よりも高い価格が設定されることも珍しくありません。そのため販売代理店が扱う国内正規品は価格が高くなり、相対的に並行輸入品の価格が安くなるのです。

【特色その2】メンテナンスが受けられない

高級時計が安く手に入ってお得な並行輸入品ですが、正規販売代理店でのメンテナンスや修理などのアフターケアが受けられないというデメリットもあることを忘れてはいけません。なぜアフターケアが受けられないのかというと、ギャランティカードがないためです。ギャランティカードとは、品質を保証するために発行されているカードで、ブランド時計会社の直営店か正規販売代理店でしか発行されていません。ギャランティカードは商品と一緒に渡され、整理販売代理店でアフターケアを受ける際にはそのカードを提示しなければならないのです。

では、並行輸入品の時計がメンテナンスをまったく受けられないのかというとそうではありません。いろいろなブランド時計の修理をしている時計修理店もあるので、そこに持って行けばメンテナンス等をすることが可能です。